ポチポチやっている株主優待狙いの株式投資の売却ルールにヒットした株があったので売却することにしました。
売却ルールについては以前の記事参照
2017年7月13日のポートフォリオ
そしてまた何か美味しい株主優待のある株を購入しようかな〜と見繕い
丸善CHIホールディングス (3159)・・・株主優待は丸善商品券1,000円分
シーアールイー (3458)・・・株主優待は500円相当のクオカード
サンデー (7450)・・・東北地方の特産品(リンゴなど)1,500〜2,000円分
を追加購入しときました。
2017年7月14日のポートフォリオ
今回はNISA口座で買い付けをしています。
NISAを利用すると税金を払わなくてもいいのだけれど、年間120万円の買い付け分までが税制優遇対象と少額なので、昔ギュンギュン突っ込んでいた時にあったとしてもOut of 眼中な制度でした。
しかし、今のスタンスは中期保有というか中期放置の少額投資だしNISA使った方がいいかもしらんので使ってみようと思っとります。
NISAってどんなの?
NISAは2014年1月にスタートした少額投資非課税制度で、国民の銀行預金や貯金を投資に使ってもらうことを目的に年間120万円(2015年までは100万円)以下の投資で得た利益が非課税として優遇される制度です。
2013年まで続いた投資利益への課税を軽減する制度の終了を受け2014年1月からNISAが始まりました。
NISAの具体的な特徴は以下の通りです。
・NISA口座で投資して得た収益が最長で5年間非課税になる
通常の(一般、特定)投資口座で株の売買を行ったり配当を貰って出した収益には、税金が課税されます。
*通常の(一般、特定)投資口座で利益が出た場合はだいたい20%くらいの税率なので大きいんですよ。
非課税制度が適用されたNISA口座で株の売買を行ったり配当を貰って出した利益は、最長5年間非課税になります。
*NISA口座で利益が出た場合は「1年目に買った株からでる損益は最長5年目の年末までに売却すれば非課税。また5年目の年末までの配当益も非課税。」となります。
・NISA口座で投資できる年間上限は120万円
NISA口座で投資できる上限は年間で120万円までです。そして上記の通り最長5年間非課税ですから、最大600万円まで非課税とすることができます。
1年目に120万円を投資 ⇒ 5年目まで非課税
2年目に120万円を投資 ⇒ 6年目まで非課税
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5年目に120万円を投資 ⇒ 9年目まで非課税
毎年120万円NISA口座から投資すると5年目に最大600百万円非課税となる。6年目になると1年目の投資が課税対象となるので600万円が上限。
・投資枠(120万円)の再利用・翌年以降へ持越しできない
NISA口座で購入した商品の売却はいつでも可能ですが、売却してしまうとその分の投資枠は減少します。
例えば、ある年に120万円投資したとします。年内にそのうちの50万円分を売却しても再びその枠を利用することはできません。
1年間で購入できる上限が120万円ということです。また、使わなかった投資枠を翌年以降に持ちこすこともできません。
・NISA口座は1人につき1口座しか持つことができない
NISA口座は複数の金融機関に口座を持つことはできず、1人1口座しか開くことができません。
2015年からは年単位で金融機関を変更することが可能になりましたが、どこにNISA口座を開設するかは使い勝手や手数料優遇などを十分に検討し決めるべき事項です。
口座を開いてから「自分がやりたかった投資メニューがない」ということにならないようにNISA口座開設するための金融機関はしっかり選ぶ必要があります。
私はSBI証券で開設してます。
・5年の非課税期間満了時対応方法は売却以外に、①NISA口座にロールオーバー、②課税口座へ引継ぎ
NISA口座で購入した商品は非課税期間である5年の間に必ず売却しなければいけないわけではありません。期間終了後も引き続き持ち続けることができます。
一つは、5年の非課税期間が終わる年の翌年のNISA口座へ引き継げます。
*2017年に投資すると非課税期間は2021年で終了しますが、その翌年の2022年の投資枠にそのまま移すことが可能です。これをロールオーバーと言い非課税期間をさらに5年間延長することができます。ただし、引き継ぐことのできる金額は引き継ぐ時点の時価で120万円まで。
もう一つは、通常の課税口座へ移すことです。この場合、移す時点の時価が課税口座での取得価格となります。
・NISAの制度は期間限定(投資期間は2014年1月から2023年末まで)
NISA制度で税制優遇される期間は2023年までで、2023年に投資したら2027年まで非課税期間が続ききます。図解すると以下のような感じです。
*SBI証券から引用しました。
まとめ
税制優遇メリットあるNISAにも以下のようなデメリットはあります。
⑴ 5年の非課税期間満了後に通常の課税口座に移行する時に含み損があっても含み損のまま引き継げない(税効果として利用できない)。
⑵ 通常の課税口座とNISA口座を両方持っている場合に、NISA口座で損が出ても課税口座の益を消去することができない(税効果として利用できない)。
*税効果とは赤字があったら黒字を減らせて税金を支払わなくする節税に効果がある様。
NISAは黒字を出すには良い制度なのですが、赤字になると融通の利かない制度と言えるかも。
しかし少額投資ですのでそんなに大した問題ではないと思うので、今後NISAを使ってその使い勝手を確認しようかと思います。
3割下落した場合に、税効果使えないし損切りしにくくなるのかな。
NISAの良いところと悪いところを見極めたい