シャングリ・ラ ホテル
シャングリ・ラとは、イギリスの作家ジェームズ・ヒルトンが1933年に出版した小説「失われた地平線」に登場する理想郷の名前。この小説に登場するシャングリ・ラをそのままホテルの名前に採用したとよく言われている。
1971年にシャングリ・ラ ホテル シンガポールを最初にオープンさせているのでそんなに歴史の古いホテルグループではないのかな。詳しくは以下のシャングリ・ラ ホテル年表を見ると良い。
シャングリ・ラホテルにはゴールデンサークルと言うフリクエントゲストプログラムがある。
会員レベルは、ゴールド会員、ジェイド会員、ダイヤモンド会員とある。HILTONのヒラ会員、ゴールド会員、ダイアモンド会員相当なんでしょうか。
シャングリ・ラの場合ゴールド会員はヒラ会員なのだけども最初からゴールド会員というのが面白い。
アメックス・プラチナカードのホテル上級会員特典にシャングリ・ラ ホテルがあり、アメプラを持つだけでジェイド会員になることが可能。
今回はアメプラのおかげでジェイド会員になれたので、一度シャングリ・ラ ホテルに泊まりに行ってみようと言うことでシャングリ・ラ ホテル東京に予約を取りました。
- シャングリ・ラ ホテル
- シャングリ・ラ ホテル東京の予約
- シャングリ・ラ ホテル東京のチェックイン
- シャングリ・ラ ホテル東京のゲストルーム
- シャングリ・ラ ホテル東京のアフタヌーンティ
- シャングリ・ラ ホテル東京のイブニングカクテル
- シャングリ・ラ ホテル東京のフィットネス
- シャングリ・ラ ホテル東京の朝食
- まとめ
シャングリ・ラ ホテル東京の予約
シャングリ・ラ ホテル東京は2009年のオープン。立地は最高、お値段も最高なホテルである。ちょっとアメックス・オンライン・トラベルからこのホテルをのぞいて見るととても毎回の東京出張で使える様なホテルでないことがわかる。
今回泊まった部屋はクラブラウンジへアクセスができるホライゾンクラブ。ここに泊まるには更に2万円程度高い料金設定になっているがせっかく泊まるのだから、まぁブログネタにホライゾンクラブへ泊ることにした。
アメプラには便利なF.H.R.(ファイン・ホテル・アンド・リゾート)と言う高級ホテル予約サービスみたいなのがある。
このF.H.R.の説明は省くけど、要はアメプラのコンシェルジュデスクに頼んでアメックスが予約の代行をしてくれてアメックスとホテルの関係で色々優遇してくれるサービスのこと。
でもどれくらいの料金で予約できるのか事前に知りたいのでその時にはアメリカン・エキスプレス・トラベル・オンラインをみるといい。アメリカン・エキスプレス・トラベル・オンラインの説明は省くけど、要はアメックス御用達のオンライン旅行サイトでアメックスホルダーにはまぁまぁ便利。
予約の際にはツインのホライゾンクラブの部屋は埋まっていてキングベッドの部屋しかなかったけど、当日に空きがあればツインの部屋にして欲しいとのリクエストつきで予約をしました。
シャングリ・ラ ホテル東京のチェックイン
シャングリ・ラ ホテル東京は、東京駅と隣接しているのだが、東京駅からの行き方がちょっと分かりづらい。
東京駅の日本橋口を出て右側に進むとシャングリ・ラ ホテル東京がある。
でもこの行き方よりも、八重洲北口から出て外堀通りを左にちょっと歩いて駐車場入り口の横から続く脇道からシャングリ・ラ ホテル東京に向かった方がずっと楽しい。
以下の写真の様な素敵なプロムナードが用意されている。
入り口はシンプルで入るとベルデスクっぽいのが右手にあって左手に香水などの陳列棚があるシンプルなエレベーターホールとなっている。
1Fで受付は28階と教えてもらってエレベーターに乗ると小さめだけどとても綺麗なロビー階に到着。
フロントには天井に綺麗なシャンデリアと壁に目を惹く大きな金蒔絵が飾り付けられていて美しい。
フロントで名前を言うとホライゾンクラブへの宿泊客ということでクラブラウンジでのチェックインを勧められて高層階へのエレベーターホールに向かう。
フロントを通り抜け左に曲がるこの奥に高層階向けのエレベーターがある。
エレベーターの中にもシャンデリアがあり豪華さをアピールしている。
37階にあるクラブラウンジの名前はホライゾンクラブ。
入って直ぐにデスクがあるがここは素通りしてクラブラウンジでお茶を飲みながらのチェックインとなる。
クラブラウンジは小さめであまり収容能力はなさそう。
向かい合って座れないこのソファーでお茶をしながらチェックインの手続きをします。
私が入ったのはちょっと早めの午後1時ごろ。前以て早めに入ることは連絡済み。あとアメプラでのジェイド会員であることも連絡済み。
スタッフの方にも「12時がチェックアウトなのでもう少しお待ちくださいね。直ぐに部屋を用意しますから。」と言ってもらった。
その後にスタッフの方から「ツインの部屋がご要望でしたが、ツインの部屋は皇居側ならあるので皇居側は5,000円でアップグレードさせて頂きますが如何されますか。」と言われた。ツインの部屋はリクエストをしたが別に皇居側をリクエストしたわけでないし、それくらいのアップグレードにもお金を要求するシャングリ・ラ ホテル東京とはどんななのかとも思ったけども家内がツインがいいと言っているので「いいですよ」と快諾することにした。
午後1時のクラブラウンジのお茶のお供はこんな感じ。パラパラっとあるくらいですね。お客もそうそう沢山いなかったけど、大阪弁を喋るヤクザっぽい怖い感じの方が何人かの子分の様な方とおられました。
居心地も悪いので早くチェックインを済ませたいな〜と思いながら待つこと2時間。なんかアフタヌーンティーの時間も始まっちゃってお客さん入り出すし、どんだけ待たせるのかな〜と思いつつガブガブお茶を飲んで待っていると、、、
ホライズンクラブマネージャーの方が「お待たせして申し訳ない」と謝りにきました。どうやらラウンジスタッフの方と掃除スタッフの方の打ち合わせがうまくされていなかった様子。更に私達のことも忘れ去られていた模様。
私はクラブマネージャーが謝りに来たのでてっきり先ほどホテルから提案あってアップグレードしたツインの部屋を間違えて埋めてしまったのかと思ってとっても落胆してしまったが、2時間も放置していたことを謝りに来たみたいだった。
クラブラウンジでまったりしていたが怖い人もいてややソワソワしながら過ごしたちょっと退屈な2時間であった。でもおかげでさっきの5,000円のアップグレード代はタダにすると言ってくれたのでよかったのかな?
その後に、クラブスタッフの方が再び来てJADE会員にはウエルカムギフトがあるから3つ選んで欲しいと言われたのでビールとコーラと季節のギフト(おかき)を選ばせてもらった。
ウエルカムギフトの確認のタイミングがとても変なので、どうやらジェイド会員であることも見落としていた様である。。。
シャングリ・ラ ホテル東京のゲストルーム
その後もう少し待たされて漸くゲストルームに案内された。いや〜よかったよかった。
これがアップグレード頂いた皇居ビュー。ビルとビルとの間からちょっとだけ見える。ちなみにこの部屋の階数は36F(最上階が37F)です。
それよりも眼下に広がる鉄オタ的な風景に感動した。いい眺め。ずっと見ていたい感じ。
ホライズンクラブルームってことであるが部屋はかな〜り狭い。名古屋マリオットホテルの普通の部屋の方が広い感じがする。東京ど真ん中で地価が高くて仕方ないのかな。
ウエルカムギフトを部屋まで持って来て頂いた。
シャングリ・ラ ホテルには結構こんな感じの文房具が置いてあるらしい。シャングリ・ラ ホテル東京にもちゃんと置いてあった。小さな鉛筆削りが懐かしい感じ。
部屋に備え付けのアメニティはブルガリだった。KENJIさんに教えてもらったが、ホライゾンクラブルームはブルガリで、一般ルームはロクシタンなのだそうだ。
この洗面台が模様入りの石見たいな素材で作られているのでわかりにくいけど、急いでいたのか水垢が多い感じ。模様のおかげで見えにくくて気にならないのですが気がつくと気になってしまう。部屋の掃除急いでいたのかな。この写真の左側にも輪じみが残ったままにされているのがわかる。
家内と泊まったので女性用のポーチを置いてもらえていた。中にはロクシタンなどのアメニティが入っていた。
バスソルトはシャングリ・ラ ホテルのオリジナルでメキシコ産天然塩使用って書いてある。結構バスソルト好きなんだよね〜。
シャングリ・ラ ホテル東京のアフタヌーンティ
ここのアフタヌーンティーの時間帯は14:30〜16:30となっている。
ここの特徴的なところはタワーにスイーツが乗っていないことかな。普段はどうなのだろう。私の時にはスイーツは自分で取りに行くスタイルだった。これはこれで良いかも。
ケーキも何種類かあった。
ムースの様な美味しそうなスイーツ
フルーツも小分けにされてて食べやすい。
クッキーなどもかなり美味しい。料理には力を入れている感じが伝わってくる。とても評価高いと思う。
シャングリ・ラ ホテル東京のイブニングカクテル
ここのイブニングカクテルタイムは良かったな〜。
イブニングカクテルタイムは17:30〜20:00。品数が多いわけではないのだけれど料理はとっても美味しかった。
シャンパンはロワイエのレゼルブが置いてありました。普段はビールばっかりですがせっかくのクラブラウンジなのでシャンパンを美味しく飲みました。
途中で配られたセリーのデザートもとても美味しかった。
クラブラウンジのウエイトレスの方の笑顔の接客はとてもよかった。喋りかけて来てくれて暖かな雰囲気が作られていたと思う。
シャングリ・ラ ホテル東京のフィットネス
ここはどうでしょうか。狭いしイマイチでした。
まずジムはこの様に設備てんこ盛りですが中央は通り道になっていて、入口からここを抜けないとプールやロッカーやスパ施設に進めません。やはり土地代が高いのでしょうかね〜。
ロッカーは20人分しか無い。スペースも極狭となっている。
プールの雰囲気はなかなかいい感じ。しかし残念なことに水がやや悪い感じがした。プールの監視員さんが時々プールの側面にある排水溝のグレーチング蓋のところに引っかかるゴミを摘まみ取っているのを何回も目撃したし。。。
浴槽も小さいし何か澱んでいる気がしてシャワーだけにしてしまいました。ここは洗い場がなくてシャワーブースだけ。サウナは高温サウナがありました。
タオルが補充されていなくて使用済みタオル入れが溢れてるほどになっていた。
ここのスタッフさんは忙しいのかな〜。
仕方ないので小さなタオルやバスローブで身体を拭く必要がありました。
家内も女性用の施設に髪の毛が多く落ちていたことに「不潔でやだった」と言っていました。家内から「クイックルワイパーとかで一拭きするだけなのに」ってダメ出しが出ていました。
ここのフィットネスは高級ホテルの中では最低レベルでは無いかと思いますのでプールやスパ・サウナの利用はそういうものだと思って使ったほうがいい。
ホテルの方がこの記事を見て改善されることを望みます。
名古屋マリオットホテルのフィットネスと比較してしまうので申し訳ないとは思うが高級ホテルにあるまじき不潔さなので辛口評価。
シャングリ・ラ ホテル東京の朝食
シャングリ・ラ ホテル東京のホライゾンクラブの宿泊客は3箇所の何処かで朝食を取ることができます。
「クラブラウンジ」か「ピャチャーレ」か「ロビーラウンジ」となっていてそれぞれ朝食を提供している時間帯が違います。
私はイタリアレストランのピャチャーレで頂くことにしました。
ハーフブッフェな感じになっていてブッフェ形式に取りに行く料理とメニューから注文する料理のダブル構成になっている。
かなりレベルが高い。どれをとってもとても美味しい。
朝食なのに菓子パンも結構あって楽しくなってしまいました。
フルーツコーナーに置いてあるミニバナナがとっても可愛い感じ。スイートスポットが出ているバナナが並べられてる。見栄えだけでなく味にこだわってますね。さすがわかってらっしゃる。
飲み物コーナーで気を引いたのはミルクとスキムミルクとソイミルク(豆乳)が並んでいるところ。やはり海外ではミルクの脂肪分を気にしている人が多いのかも(沢山飲むし)。
ブレックファストメニューもあって注文すると出来立ての料理をテーブルに持って来てくれます。
以下のメニューの中から、、、なんと宿泊客はいくつでも選んでいいのです。外から食べに来たお客さんは一品なんでしょうが、泊まり客には寛大。
上の写真では全く見えないでしょうから、ジャンルごとに拡大した写真を載せておきます。
卵料理のジャンルでエッグベネディクト以外。
ベジタリアンのジャンルでしょうか。
エッグベネディクトのジャンル。沢山の種類がありますね〜。
パンケーキのジャンル。
そしてお弁当のジャンル。これらの和朝食とオリエンタルはここの大々人気メニューなのだそうです。
私はエッグベネディクトの変わり種「アボガドのエッグベネディクト」にしてみました。
家内は正統派ですね。和朝食をセレクト。
私はブッフェも結構とったのでアボガドのエッグベネディクトまででお腹が一杯になりふた品目を頼むことができませんでした。
ここの朝食は最高に美味しかった。家内も和朝食美味しかったと言っていました。ここだけはまた来たい気がします。
まとめ
クラブフロアに宿泊させてもらったがチェックインからあまりいい印象がなくて残念だった。一見の客扱いされていることがとてもよく伝わって来たのだが高級すぎるホテルと言うのはこうなってしまうのかもしれない。施設などは広さもそれほどでもなく、また皇居側の眺望もほぼビルビューなので外の景色は期待できない。フィットネスなどの汚さが目立ったりと残念なところの多い超高級ホテルであった。
しかしクラブラウンジ料理や朝食のレベルはかなり高くこれはよかったと思う。朝食でまだチャレンジできていないメニューにトライして見たい気持ちもある。
スタッフは沢山いるように見えるが効率よく動けていない。見えにくいところで不衛生感があり努力が必要だと思う。宿泊料金が高すぎるが立地が良くブランドもあるため予約が入ることからこの様な状況になっているのだろうか。
何か記念日には良いホテルを利用しているが家内からは「ここはもういい」と言われたのでもう利用することはないと思うが、良いホテルになるよう改善に頑張ってもらえたらと切に願う。
いつも使っているSPGやマリオットやリッツの方がリーズナブルな上に一見の客に対してもおもてなしの心を感じるし何より衛生的なので100倍良いと思った。またリッツ・カールトン東京や紀尾井町とかに泊りに行きたいとより一層思うようになった。