マリオットボンヴォイのポイントマイル交換とトラベルパッケージ
マリオットとSPGのリワード統合した2018年8月、ポイントからのマイルへの交換についてはSPGに優位性があったことから新リワードにおいてはSPGの特典制度を引き継ぎ形で新リワードはスタートした。トラベルパッケージはついてはマリオットリワードに優位性があったものの2018年8月のリワード統合時に見直され現在に至っている。
マリオットボンヴォイのポイントマイル交換
マリオットポイントは世界の航空会社のマイルに交換可能
マリオットポイントは、ANAやJALといった日本の航空会社のマイルにももちろん交換できますし、世界中の有名・大手の航空会社のマイルにも交換できます。その航空会社の数は40社以上にもなります。通常のアメックスで貯まるリワードポイントではJALへの交換はできませんし、これほど多くの航空会社のマイルに交換することはできません。
交換率は3マリオットリワードポイント＝1マイルで、1日に3,000ポイント〜24万ポイントの間で交換可能です。
交換時ボーナスとして、60,000ポイントの交換につき1万5千ポイントが加算され25,000マイルに交換される素晴らし特典も用意されています。
以下が、ポイントをマイルに交換可能な航空会社です。
＊アジアマイルはキャセイパシフィックのマイレージプログラム
JAL、ANAをはじめ、ユナイテッド航空、ブリティッシュエアウェイズ、デルタ航空、エミレーツ航空、ルフトハンザ航空、中国東方航空など、40以上の航空会社のマイルにマリオットポイントから交換することができます。
上記の表にはユナイテッド航空が含まれていませんが、もちろんユナイテッド航空のマイルへも交換可能です。
マリオットとユナイテッド航空は仲が良く蜜月の関係にありますので、ユナイテッド航空だけは特別扱いになっています。この制度をRewardsPlusといい、マリオットポイントをマイルに交換する際に10％多くユナイテッド航空のマイルを得ることができます。ユナイテッド航空のマイルへの交換の際のSPGアメックスの還元率は1.375％（1.25％の10%増し）となります。
世界の航空会社のマイルに交換できるメリット
世界の航空会社は概ね３つの大きなアライアンスに属しています。
ANAが所属しているスターアライアンス、JALが所属しているワンワールド、そしてデルタひきいるスカイチームです。
これらのアライアンスを理解することでANAやJALのマイルに直接交換するより少ないマイルでANAやJALの無料の特典航空券に交換したりANAやJAL以外の航空会社を利用して世界中を移動することが可能になります。
例えば、ワンワールド系のブリティシュエアウェイズのマイルに交換することで、同じワンワールド系のJALの国内無料往復チケットが（650マイル以内の移動距離で） 9,000マイルで無料の往復の特典航空券を発券することも可能です（4,500マイルで片道チケットも発行可能）。
しかも、ブリティシュエアウェイズのマイルでの発券は席に空きがあれば前日でも無料の特典航空券を発券できます。JALマイルから無料の特典航空券を発券するよりも圧倒的に使いやすかったりします。
JALマイルであれば近距離で12000マイル、標準距離で15000マイル必要ですのでブリティッシュエアウェイズのマイルで発行する特典航空券がいかにお得かが分かると思います。
マリオットボンヴォイのトラベルパッケージ
マリオットボンヴォイにおけるトラベルパッケージの交換レートは以下の表の通り。
トラベルパッケージとはマリオットポイントを７連泊の宿泊権と大量のマイルと交換できるすごいサービス（だった）。
一方、新トラベルパッケージは微妙です。まず、7泊＋50,000マイルのトラベルパッケージはどのカテゴリーもお得度ゼロです。次に、7泊＋100,000マイルの中では「330,000マリオットポイントで7泊（カテ4）＋100,000Avios」もしくは「390,000マリオットポイントで7泊（カテ5）＋100,000Avios」でなんとかお得な感じです。
新トラベルパッケージの必要ポイント数のチェック
まず一泊の無料宿泊に必要なポイントは以下の表の通りです。
ピーク、オフピークの交換レートも4月から導入される予定です。トラベルパッケージはスタンダードの交換レートで計算されます。
次に単独でポイントによる連泊予約をする場合は「5泊目無料宿泊特典」が利用できることから７連泊を6泊分のポイントで予約が可能です。よって、単独で７連泊を予約するときに必要なポイント数は以下の通り。
カテ１： 7,500×6＝ 4.5万ポイント
カテ２：12,500×6＝ 7.5万ポイント
カテ３：17,500×6＝10.5万ポイント
カテ４：25,000×6＝15万ポイント
カテ５：35,000×6＝21万ポイント
カテ６：50,000×6＝30万ポイント
カテ７：60,000×6＝36万ポイント
カテ８：85,000×6＝51万ポイント
また、単独でマイルを交換すると、5万マイル、10万マイルに必要なポイント数は、60,000ポイント⇒20,000マイル交換ごとに5,000マイルボーナスがあるので、以下の通り。
5万マイル：12万ポイント
10万マイル：24万ポイント
新トラベルパッケージの交換必要マイル表に別々に交換した時との比較を書き込むとこんな感じです。なんと×のところは別々に交換した方がお得になってしまう。。。
よって新トラベルパッケージで交換したいと思えるのはこの二つです。
330,000マリオットポイントで7泊（カテ4）＋100,000マイル
390,000マリオットポイントで7泊（カテ5）＋100,000マイル
これらは７連泊と10万マイルを別々にポイント交換した場合よりも6万ポイントお得です。
もし、カテ４か５で７連泊をする予定があって、10万マイルも欲しいときに限って、
カテ４の７連泊権が15万ポイント必要なところ9万ポイントで済む
カテ５の７連泊権が21万ポイント必要なところ12万ポイントで済む
と考えるとそれなりにお得と言えるでしょう。
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