新マリオットの宿泊クレジット
2018年8月からマリオット、リッツ・カールトン、SPGのポイントプラグラムが統合される。
マリオット、リッツ・カールトン、SPGの統合について(マリオットの公式ページ)
⇒ https://members.marriott.com/ja-jp/
新マリオットにおける上級会員取得に必要な宿泊クレジット数
新マリオットの上級会員資格は一纏めにしていたプラチナエリート会員を細かく分類しSPG会員との整合性も行われ宿泊実績で評価(滞在実績の評価は廃止)することとなった。
新マリオットのリワードエリート会員と宿泊実績の関係
シルバーエリート:10〜24泊達成者
ゴールドエリート:25~49泊達成者
プラチナエリート:50〜74泊達成者
プラチナプレミアエリート:75〜99泊達成者
プラチナプレミアエリート アンバサダー:100泊+対象となる利用金額20,000米ドルのプラチナエリート
プラチナ・ファイブスター:???
*プラチナ・ファイブスターは謎のマリオットエリート会員レベル
暦年(1月〜12月)で獲得した宿泊日数により翌年度のエリートレベルが与えられます。達成者は達成した日から翌年度(4月〜3月)末までエリートレベルが与えられる制度になるものと思われます。
エリート会員特典について詳しくは以下のリンクで確認。
宿泊クレジット獲得方法色々
マリオットの上級会員はゴールドエリート(25泊)に到達すると部屋のアップグレードやレイトチェックアウトを利用することができる様になる。
部屋のアップグレードとは一番安い部屋を予約したとしてもホテルにより良い部屋の空きがあった場合はチェックイン当日により良い部屋にアップグレードしてくれるサービスのことです。
またレイトチェックアウトとは通常12時のチェックアウト時間をゴールドエリートには午後2時までプラチナエリート以上には午後4時までチェックアウト時間を延長してもらえるサービスのことです。
さらにプラチナエリート(50泊)以上の場合にはレイトチェックアウト時間を4時まで延長してもらえるほかにエグゼクティブラウンジを無料利用できるクラブアクセス権が付与されます。
できるだけマリオットグループのホテルに宿泊を寄せて上級会員資格を取りたくなるのはこの様な特典を活用したいからなんですね。
通常の宿泊による宿泊クレジットの獲得
宿泊クレジットの獲得状況は上の「宿泊日の詳細」を見るとわかります。
まず「支払い済み」の宿泊実績は、CASHで宿泊した場合にカウントされます。宿泊実績はGroup Posting Toolでホテルからマリオット本部に報告されます。
一般的には会員本人の宿泊のみと思われがちですが、本人が予約し家族が宿泊する場合も宿泊実績としてカウントされます。また1日3部屋分までを宿泊実績としてカウントしてくれます。以前はSPGのルールだったのですが、今年に入りマリオットホテルでも3rooms1Nightルールが取り入れられた様です。
実はネゴると家族でなくても宿泊実績としてカウントしてくれる場合があります。
「Group Posting Tool」とは、宿泊実績をマリオット本部に報告するシステムのことです。Group Posting Toolはマリオット系列ホテルが通常持っているシステムですが、導入していないマリオットホテルもあります。
名古屋マリオットホテルは入れていませんでした。Group Posting Toolを持っていない場合は、メールなどでマリオット本部に宿泊実績の入力依頼をしています。
ポイントを利用した宿泊による宿泊クレジットの獲得
ポイントの利用による宿泊とは、無料宿泊とCASH+Pointsのことです(詳しくは以下の記事参照)。
また、トラベルパッケージの7連泊権の利用した場合もこのポイントを利用した宿泊クレジットにカウントされます。
トラベルパッケージでの宿泊も、宿泊日の詳細では「交換済み」にカウントされます。私はトラベルパッケージを利用して宿泊クレジットを増やしました。更に8月以降にもトラベルパッケージで7連泊を予約しました(38+7)。
この「交換済み」の場合もマリオット系列ホテルからGroup Posting Toolを使ってマリオット本部に宿泊実績を報告されます。ホテルの判断になるのでCASH+Pointsも「支払い済み」で報告してもらえることもあります。またポイントによる無料の宿泊の場合でもディナーやランチを部屋付でチェックアウト時に精算すると「交換済み」でなく「支払い済み」でカウントしてくれることがあります。
ここもホテルによってはネゴすることができました。しかし現在では無料宿泊も宿泊実績としてカウントしてもらえる様になりましたのでこの様な小細工をする必要がなくなりました。
プロモーションによる宿泊クレジットの獲得
「プロモーション」にカウントされる宿泊実績は、マリオットが実施するプロモーションによりカウントされいます。例えば誕生日にマリオットからプレゼントされる様な宿泊クレジットが「プロモーション」に当たります。
また、あと少しでプラチナエリートの場合に、たらずの宿泊クレジットをプレゼントしてもらえる場合がありますが、この様な宿泊クレジットも「プロモーション」にカウントされます。
リワードクレジットカードによる宿泊クレジットの獲得
SPGアメックスをご存知ですか?日本で発行できるマリオット系列のクレジットカードであるSPGアメックスはカードを持つだけで5泊分の宿泊クレジットがプレゼントされます。
私もSPGアメックスをもっていますので5泊分の宿泊クレジットを頂いています。現在はSPGの公式ページの方に反映されています。
SPGアメックスのベネフィット強化版のSPGアメックス・プレミア(仮称)が発行されることが期待されていますが、例えば15泊クレジット進呈とか150万円利用で翌年度はプラチナエリートとか、そんなクレジットカード出して欲しいなと思います。
リワードイベントによる宿泊クレジットの獲得
この宿泊クレジットの獲得は、マリオット公式サイトのトップページにもあるミーティング&イベントによる宿泊クレジットの獲得です。
これは、会議や披露宴や展示会などのミーティングやイベントをマリオットで開催するともらえる宿泊クレジットで一回に10泊分の宿泊クレジットがもらえます。
この「リワードイベント」の実施による宿泊クレジットの獲得もGroup Posting Toolでマリオット本部へ報告を入れてもらうことで10泊クレジットがカウントされます。
旧マリオットリワードプログラムでは何回リワードイベントを開催しても開催ごとに10泊クレジットがもらえる制度でしたが、8月以降については最初の一回だけ10泊クレジットがもらえる様に制度が変更となりました。
⇒ https://insiders.marriottrewards.com/thread/52784
ロールオーバーについて
ロールオーバーとは、例えば昨年にゴールドレベルだったらゴールドレベルに達成して更に宿泊したが次のエリートレベルには到達しなかった場合にゴールドレベル達成後に泊まった宿泊日数を翌年度に繰越す制度です。具体的に言えば、28泊して25泊で達成のゴールドレベルの上級会員になれ、余った3泊分を翌年のエリートレベルチャレンジに利用できる制度です。ただし、現在はマリオットとSPGの統合の調整のためにロールオーバーは一旦終了している状況です。
まとめ
新マリオットリワードプログラムにおいては、シルバーエリート会員とゴールドエリート会員では特典に大きな違いがあります。さらにゴールドエリート会員とプラチナエリート会員にはもっと大きな違いがあるわけです。1年間でどれだけ宿泊が可能かを計算したり、安いときに上手く宿泊したり、必要に応じて2室3室予約したり、会議や結婚式を利用したり、クレジットカードのホルダーになったりして、みなさんも是非上級会員を目指してくださいね。
宿泊マスターになれる素晴らしい一枚(クレジットカード)